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ネット証券の選び方
ネット証券の選び方と言っても、人によってそれぞれ異なります。
そこで、ここではネット証券ならではの特徴から見た証券会社の選び方を紹介したいと思います。
手数料で選ぶ
ネット証券の一番の特徴は、手数料が安いことです。
安ければ安いほど、良いに決まっています。
しかし、安いと言っても何を基準にするかで証券会社の選び方は変わってきます。
1.一月の取引回数が少ない人
→ 投資資金によって一度に購入する金額はある程度決まります。後は、その
購入金額に対する手数料
が一番安い証券会社を探すだけです。
2.一月の取引回数が多い人
→ 間違いなく「
月定額
」をご利用ください。月定額といっても、証券会社によっては取引回数が異なりますので、ご注意ください。
3.一月の取引はそれほどもないが、一日の取引回数が多い人
→月定額にするまでもないけど、取引を行う際は一日にまとめて行うのであれば、「
1日定額
」を取り扱っている証券会社で口座を開きます。
4.取引回数が多いかもしれないし、少ないかもしれない人
→ 上で紹介した1と2の証券会社の両方の口座を開きます。
2つの証券会社に口座を開いてもいいの?と思われるかもしれませんが、複数の証券会社に口座を持っていても何の問題もありません。
複数の証券会社を用途に合わせて使い分ける投資家が増えてくると思います。
ただし、一部の証券会社では
口座管理料
が必要になりますので、ご注意ください。
情報で選ぶ
ネット証券の一番の特徴は手数料の安さではありますが、情報の豊富さ・スピード・利便性と言う点も見逃してはいけません。
情報と言っても単に量だけ集めても意味がありません。情報を利用して初めて意味があります。
そこで、情報の利用の観点から、証券会社を選ぶ方法を紹介します。
1.テクニカルチャート・財務指標が豊富
銘柄を選ぶ際、テクニカル指標と財務指標を参考に購入することになります。テクニカル指標とは、 過去の価格や時間をある計算式に当てはめ、将来の株価を予測するものです。テクニカル指標の代表的なものとして、ローソク足があります。また、財務指標は会社の経営内容を知る上で重要な要素となります。
すべての指標を比較することは困難ですし、すべてを比較したからと言って儲かると言う保証はありません。
しかし、まったく指標を考慮せずに株を購入することはギャンブルにほかなりません。
これから株を始める人は、色々な指標を試しながら、購入の際に必要な指標を厳選して言ってください。
もうすでに、必要な指標が決まっている人は、その指標を利用できる証券会社を、もし株を始める・始めたばかりの人はできるだけ多くの指標を利用できる証券会社をお選びください。
2. スクリーニング機能が充実している
スクリーニング機能とは、条件に合った銘柄を選ぶ機能で、時間を大幅に短縮してくれます。
スクリーニング機能で大切なのは、判断基準としている項目が含まれているかどうかです。
スクリーニング機能といっても、項目はピンからキリまでありますので、ご注意ださい。
3.四季報や日経テレコン21が利用できる
通常、有料でしか利用できない四季報や日経テレコン21を無料で利用できる証券会社が存在します。
四季報は多くの証券が社で無料利用できるのですが、日経テレコン21が無料で利用できる証券会社は少ないのが現状です。
日経テレコン21は、複数の新聞などの過去の記事を検索できるものです。銘柄選びの大きな手助けになることは間違いない非常に優良なサービスです。
携帯サービスで選ぶ
会社に勤めていた場合などパソコンを利用できるわけではありません。
たとえパソコンが使えたとしても、最近会社でパソコンの私用利用は制限されつつあります。
今後を考えたら、会社のパソコンから株を行うのは避けたいものです。
そこで登場するのが携帯電話です。
携帯電話であれば、会社の休み時間などに利用することは問題になりません。
最近では、パケット定額制が主流なりつつあり、携帯料金もある程度抑えることができるようなりました。
更に、株価通知や約定通知メールサービスを行っている証券会社を利用すれば、購入のチャンスを逃す機会も少なくなります。
自動取引で選ぶ
数は少ないのですが、取引を自動で行える証券会社があります。
自動で取引が行えるので、ロスカットを忘れることも減りますし、チャンスを逃す機会も減ります。
仕事が忙しく、株価をチェックできない場合に利用しれば、株の急騰の不安に悩まされることも少なくなると思います。
複数の証券会社を利用する
自分の希望をすべて満たす証券会社はまずないと言って良いと思います。
そもそも証券会社は一つだけに決める必要は全くないのです。
用途に応じて証券会社を使い分ければよいのです。
幸運なことに、証券会社の口座管理料は無料のところが多いです。
これを利用しない手はありません。
私の場合、約定用、定額用、情報用、自動注文用に証券会社の口座を開いています。
約定用途は、定額料金を利用するまでもない比較的取引回数が少ない時に利用します。
定額用は、取引回数が多く定額料金を利用したほうが料金が安く済む時に利用します。
情報用は、テクニカルチャート、財務指標、スクリーニング機能の充実しており、日経テレコン21が利用できる証券会社です。情報用に限って言えば、複数の証券会社を利用しています。
自動注文用は、逆指値やW指値、リレー注文などの自動注文ができる証券会社です。仕事が忙しく、株価をチェックできない場合に利用します。
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